今回のDELIGHTの場で、
その作品もさることながら、
それ以上に、
作家さんご本人の進化と変容に
注目が集まっていた人物・・
と言えば、この方、
カワイミネラ 「マクラメ」作家の
のだ やすこさんでした。
実はやすこさん、
DELIGHTでの出展はこれで３度目。
過去２回はいずれも、
まったく別のテーマとジャンルで
出展をされています。
にも関わらず、（笑）
やすこさんに対して、
過去出展を共にしているはずの
他の出展者からは、
次々と
「え？！本当に同じ方ですか？」
「全然、エネルギー違いますよね？」
と口々に驚嘆の声があがったのでした。
その理由は、やすこさんに
じっくり話を伺う内に
明らかになってゆくのです・・・。
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やすこさんが、「マクラメ」と出逢ったのは
今から１０年ほど前のこと。
もともと天然石（ミネラル＝鉱物）が大好きで、
一切の妥協なく、
彼女の言葉をお借りするなら”ガチ”で
集めていたやすこさんは、
その石たちを美しく編み上げ、加工する
「マクラメ」と言う技法に魅せられ、
自分でもやってみたいと挑戦をしたそうです。
ところが、結果、上手くゆかずに挫折。
「私にはマクラメなんて無理なんだ・・」
と、泣く泣くあきらめ、
以来、他の作家さんにオーダーをしたものを
身に着けることで満足していたのだそうです。
そんなやすこさんに転機が訪れたのは、
昨年１０月。
いつも出展をサポートしてくれている
無二の友が、やすこさんを
諦めていた「マクラメ」の世界に
再び誘ってくれたのです。
やすこさんは、過去の失敗を思い出し、
当然躊躇しました。
でも、大切な友人からの誘いに
もう一度だけ「やってみよう！」と奮起し
教室に通い始めたのです。
残念ながら、１０年前と同様、
事はそう簡単には進みませんでした。
でも、今回のやすこさんは、
１０年前のやすこさんとは違います。
「わたしは、絶対にこんなもんじゃない！」
「意地でもやってみせる！」
そう腹をくくり、失敗しても失敗しても
やすこさんは「マクラメ」を諦めずに
学び続けたのです。
すると、ある時、
面白い変化が訪れました。
理解出来なかったことが、
ひとつ・・・またひとつと、
出来るようになっていったのです。
そして、ひとつ苦手を克服する度に、
新しい発見があり、
その発見が、やすこさんを
次の新しいステージへと
どんどん押し上げて行ったのです。
教室で出される課題も、
どんな「意図」があってそれをするのかが、
講師の方から言われる前に
自然と気づけるようになり、
いつしか、自分が思い描いた形が
勝手にスラスラと
編めるようになっていったそうです。
「マクラメを編むことが、
楽しくて仕方がない。
人生で何が今辛いって、
編めない日があることが、
死ぬほどツライんです。
これ以上に楽しいことって
ないですから！
生き甲斐ですよ！
ワハハハ！」
と、清々しいほど
開放的な笑い声が
その日会場に響きわたりました。
今回、やすこさんと話すことで感じたのは、
私たちに「天命」や「使命」と言うものが
もし、あるのだとしたら、
それを本人が
「諦めよう」が
「突き放そう」が、
「天命」の方が追いかけてきて、
その人を必ず捕まえてしまうのではないか？
と言うことでした。
そして人は、
「本気」で「出逢うべく」して出逢う
「天命」に対してこそ、
それを「失う恐怖」から逃れようと、
過度に「諦め」たり、
時に「避ける」ことを
選択してしまうのかも知れない・・
と言うこと。
挫折から１０年と言う時を経て
今、ようやく「結ばれ」た
やすこさんと「マクラメ」。
その「マクラメ」は、
細い糸を、何十回、何百回と
「結ぶ」ことで完成します。
「結び」の語源は、
「生命の誕生」を意味する
「生（むす）す」と、
霊力や霊魂を意味する
「霊（ひ）」と言われています。
やすこさんの「マクラメ」は、
「天命」に生きようとしている方、
「好き」なことを探している方、
「使命」の途上にある方を
全力でサポートしてくれる気がしてなりません。
作品の美しさは、
ぜひ実際にお手にとって
ご覧いただくことを、
強くおすすめします。
そして何より、やすこさん自身に逢って、
そのパワーを浴びてみてください＾＾
カワイミネラ のだやすこさんのインスタグラムはこちら
https://www.instagram.com/cute_minerals/
