DELIGHT BLOG
クリエイター版DELIGHT

森のユカフェ 友香さん

「作品として物質的に
今目の前に見えているものは
時系列で考えると
私にとってはすべて”過去”なんです。
”今”を切り取ってるものではないのかも。
でも、そこに”未来”も”今”もぜんぶある・・。」

 

友香さんへのインタビューは、
このまるで「禅問答」のようなキーワードに
終始”立ち還る”カタチで展開してゆきました。

森のユカフェ主宰の友香さん。
初めて出逢ったのは、
ちょうど3年ほど前のこと。

 

その日、友香さんが
こんな風に話していたのを
今でも覚えています。

 

「私、いろいろ”好きなこと”がありすぎて、
何をしている人なのか、
自分でも肩書とかよく分からなくて・・・」

 

それは確かにその通り!
友香さんの引き出しは、実にカラフルです。

 

星読みや、
ハワイアンアロハタロットのテイーチャーとして
セラピストの一面があるかと思えば、
今回のDELIGHTのように、
初日はカフェでお料理を提供したり・・。
はたまた、2日目は陶芸作家として
出展をする・・。
プライベートでは、
パステル画を描いたり教えたり、
pipと言う美しいガラスのツールを使って
人の心を自由に解き放つセラピーも大人気。

 

この人はいったいナニモノなんだろう?

 

そんな友香さんに
憧れの眼差しを向けている方は、
きっと、私だけではないはず。

 

今回作品そのもの・・と言うよりも、
友香さんそのものにフォーカスし、
お話を伺う内に彼女から出て来たのが
冒頭に書いた、

 

「作品として物質的に今目の前に見えているものは
私にとってはすべて”過去”なんです。
でも、そこに”未来”も”今”もぜんぶある・・。」

 

と言うフレーズだったのです。

インタビューは自然と、
その部分をさらに掘り下げながら、
お話を伺ってゆく流れに・・。

「今この瞬間に、
自分が創造したいと感じたものを
最も表現できると思った素材が、
たまたま陶芸だったから
今回陶芸作品を出展していますけど、
また別のタイミングだったら、
まったく違った素材の
作品を創っていたかも知れないです。
だから、どんなに気に入ってもらえて、
同じ品を求められたとしても、
二度と同じモードで
同じような作品は創れないんです。」

友香さんはよく、
自分の作品が
売れるかどうかは二の次・・
自分がどれだけ無の境地で
制作に向き合えたかどうかが
全てと仰るのですが、
この姿勢ありきだからなのですね。
納得です。

 

友香さんにとって最も大切なのは、
扱う素材や、
何を創るのかと言ったことでは
もはやないのです。

「自分」と言う「素材」そのものに、
何がその瞬間掛け合わされるのか?
と言う、「創造エネルギーとの融合」
そのものを楽しんでいる
「小さな宇宙」そのものなのだと感じました。

 

だから、何が目の前に現れても楽しめる。
それが、
「野菜」でも、「土」でも、
「画用紙」、「パステル」でも・・。

 

何故なら、友香さんご自身が、
「創造の源」である自分を自覚し、
生きているから。

 

むしろ、
それ以上でもそれ以下でもないのでしょう。

 

モノ作りの時間は、
友香さんにとって、
自分自身が「創造の源」で在ることを
生きる時間。

 

そこで生まれたものを、
私たちは見せてもらい、
手に取らせてもらい、
場合によっては
食事として口から頂くこともある。

 

友香さんの産みだした何かを
嬉しそうに受け取る人たちを見た友香さんは
その瞬間、それをありがたいと感じ、
皆と「この世の歓び」を共有はするけれども、
恐らくは「創造の源」である自身を生き、
何かをクリエイトしている時間の歓びには
遥か及ばないのかもしれません。

友香さんの作品に惹かれる方の多くが、

「宇宙を感じる」
「自由になれる」

と仰るのは、きっと、
”宇宙のソース”そのものに
触れられる気がするから。

 

今この瞬間も
友香さんはこの星のどこかで
「創造の源」そのものである自分を
生きているのでしょう。

 

そして
今この瞬間に生み出されている作品が
再び友香さんの「過去」となり、
私たちの「今」に差し出された時、
手に取り、味わって、
分かち合えた「歓び」を
広がり続ける「未来」へと
共に放ってゆきたい・・
そう思うのです。

 

 

森のユカフェ 友香さんの公式HPはこちらから
https://yukapip.com/