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クリエイター版DELIGHT

good luck charm つまみ細工×勾玉オルゴナイトのコラボ  Li×Ri Amulet

「今回コラボが出来て本当に楽しかった!」
「コラボってこんなにお互いの
可能性が広がるんですね!」

そう満面の笑みで語ってくれたのは、
つまみ細工作家の六花さんと、
勾玉オルゴナイト作家の凛樹さん。

 

お二人は昨年12月に開催された
セラピスト版(通常版)DELIGHTで
奇しくも隣にブースを構えていた同士。
(六花さんはタロットセラピスト、
凛樹さんは勾玉セラピーセッションの
セラピストとして出展されていました。)

 

その際、六花さんが凛樹さんの
勾玉オルゴナイトを見て
「これは絶対に可愛い!」と一目惚れ。
その後のDELIGHTプレゼンツで
改めてご一緒した凛樹さんを
「つまみ細工とのコラボ」に誘う形で
今回の夢の共演が実現となりました。

通常作家同士の「コラボ」と言うと、
制作前には何度も話し合いが行われ、
お互いの「意図」を綿密にすり合わせ、
ようやく制作に取り掛かる・・
と言うプロセスを思い浮かべがちですが、
今回のお二人のコラボは、
全く違ったステップを踏んでいることに
話を伺って驚きました。

先ず、
「つまみ細工」と「勾玉オルゴナイト」を
合わせた作品にする・・と言う大枠以外は、
自由にお互いに創りたいものを作り、
最終的に全部の作品を対面させたのが
出展当日だったと言うのです。

 

そこに不安はなかったの?と
尋ねたところ、
二人とも、「ぜんぜん、まったく!」と、
確信の声がぴたりと重なりました。

 

何故、このような自由なコラボレーションが
お互いにとって最高の幸せな形で
結実したのか・・・

 

六花さん、凛樹さん、それぞれ別々に
アイテムとの出逢いから、
制作において大切にしていることに関する
インタビューを行ってみて、
私は初めて知ることができました。

 

先ず六花さんですが、
「つまみ細工」を最初に作りたいと思ったきかっけは、
七五三を迎えた姪御さんの為に
「かんざしを作りたい」と
思ったことが始まりだったそうです。

 

自他ともに認める「京都好き」の六花さん。
「かんざし」と聞いて、
すぐに「舞妓さん」の季節折々でデザインが変わる
かんざしをイメージされたそうです。

そこから六花さんの「つまみ細工」制作の
学びの扉が開いてゆきました。

 

普段から花々を細かく観察し、
写真に撮ったり、
図鑑を見て研究をされている六花さん。

花の形状は
「つまみ細工」の数々の手法で
ご自身の感覚に照らし合わせて、
繊細に表現してゆきます。
同じ「布」であっても、
「つまみ方」で色も陰影も大きく変わり、
花の表情も多彩な風合いを放ってゆきます。

花を見ていると、
六花さんは、肉眼では見えていない
「色」を感じることがあるそうです。

例えば、「乙女椿」と言う花は
見た目には「マゼンタ」や濃い「ピンク」。

けれど、その花の中に
「紫」の”気配”を感じた時、
六花さんはご自身の感覚を信頼し、
そこに抗わず、
「紫」の布で
色を加えてゆきます。

この時、「自分」の感覚は消え、
どこか「無」の境地に在るそうです。

そして生まれた六花さんにしか見えていなかった
「乙女椿」が誕生した時、
この上ない幸せが彼女を包み込みます。

 

一方、勾玉オルゴナイト作家の凛樹さん。

昔から、日本古来に伝わる
神社仏閣が大好きで、
最初は「お寺」に
愛敬を寄せる時代を過ごします。

それは、ご自分でも「般若心経」を覚えて
暗記をするほどまで!

ところが30歳を迎えたある日、
日本の「神道」について
深く触れる機会があり、
その際に心身レベルまで腹落ちする
「しっくり感」があったそうです。

そこからは、
「神道」に次第に導かれていったそうです。

凛樹さんにとって、
普段「勾玉セラピーセッション」で使っている
この「勾玉オルゴナイト」は
人生において彼女が抱えて来た
長年の「重い悩み」をすっきり解決してくれた
いわば「恩人」のような存在だと言います。

 

自分を「生き易く」してくれた
「勾玉オルゴナイト」で
少しでも何かに悩んでいる方が
「前向き」になってくれたら・・

凛樹さんが、今回このアイテムを
出展作品として選ばれたのは、
ごく自然な流れだったと言えるでしょう。

 

凛樹さんに、「勾玉オルゴナイト」を
作っている時間とはどんな時間ですか?と
尋ねたところ、

 

「勾玉オルゴナイトを作っている時間は、
”自分ではない時間”かも知れません。
”私がいない時間”、かなあ・・」

 

と言う答えが返ってきました。

制作をしていると、

「これ、私の好みの色ではないんだけど、
この色を入れてみたら?と言う感覚が
不意に降りて来ることがあって・・・。
そう言う時は、
抵抗せずに入れてみるんです。
すると思いがけず、
素敵な世界が生まれることがあって、
おお!ってなります!」

そう仰る凛樹さんに、今回、
その感覚で制作した
オルゴナイトがありますか?
と尋ねると、
「これなんですが・・」と、
一つのオルゴナイトを
見せてくださいました。(写真上)
確かに他のオルゴナイトの色味とは
醸し出している雰囲気が違います。

 

お二人の話しを伺った時に
共通していたのは、
制作している物こそ違っていても、
自分が愛し・大切にしているツールに対する
「自己共感」がしっかり出来ている上で、
自分の「思い込み」や「好み」を、
軽やかに放すことをいとわず、
天から降りて来る「感覚」を受け取り、
作品として生み出してゆける・・
自分の感覚への「信頼」と、
「自由な遊び心」ではないかと
思いました。

 

お二人はおそらく、
物理的には離れた場所で、
別々の時間を過ごしながらも、
広大な集合無意識の海で、
魂として交わり、対話をしながら、
今回のコラボ作品を創り上げた・・・

私には、そんな風に思えたのでした。

作家同士のコラボレーションの
新しい「スタイル」、
「可能性」を見せてくれた
Li×Ri Amulet。
次回の展開が本当に楽しみです。

 

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